●アコースティック(acoustic)
本来は「聴覚の」という意味だが、「音響上の」という意味で使用されることが多い。また、電気を通さない生楽器のことを指すこともある。
●アドリブ(ad lib)
ラテン語の「アド・リビトゥム」が語源で「自由に」という意味。即興的に自由に音楽をつくりあげていくこと。
●アフター・アワーズ(after hours)
ライブやコンサートの仕事を終えたミュージシャンたちが、ジャズ・ライブハウスやクラブなどで、仲間うちで自分たちの楽しみのために演奏すること。
●インストゥルメンタル(instrumental)
ボーカルが入らない楽器演奏のみのこと。
●インタープレイ(interplay)
複数の演奏者が共演の中で、お互いから刺激されながら高度な即興演奏を展開させていくこと。
●インプロビゼーション(improvisation)
即興演奏。楽譜どおりに演奏するのではなく、瞬間的に変奏を繰り広げ、音楽をつくりあげていくこと。
●エイト・ビート(eight beat)
4/4拍子における1小節の基本ビートの単位が8分音符となるリズム。ロックの基本的なビートで、ジャズ・ロックではこのビートが使用されることが多い。
●オムニバス(omnibus)
複数アーティストの曲をひとつにまとめたアルバムのこと。

●ギグ(gig)
フリーランスのミュージシャンにとっての不定期な仕事、あるいはそのような仕事を小会場で演奏するという意味でつかう。
●グルーブ(groove)
ジャズ独特のノリを示す言葉。「グルーブ感がある」など褒める意味でつかうことが多い。
●コード(code)
和音。3つ以上の音が同時、または連続して鳴ること。
●コーラス(chorus)
楽曲のテーマ部分をあらわす節。ジャズのコーラスは、1回分の曲をあらわす重要な単位となる。
●コラボレーション(collaboration)
共演するミュージシャン同士が、さらに深く関わりながら演奏したり、アルバムを共同制作すること。
●コンピレーション(compilation)
編集されたアルバムのこと。特定のアーティストの曲を歴史的にまとめたベスト・アルバムを指すが、最近はオムニバスと同じ意味でつかわれることが多い。
●ジャム・セッション(jam session)
ミュージシャンたちが仲間内で自分たちの楽しみのために合奏すること。編曲などは使わずに、簡単な打ち合せや合図で合奏し、ソロを競ったりすることから、コンサートやライブの名称になることも。
●スキャット(scat)
ボーカル唱法のひとつで、歌詞をつけずに、「ドゥビドゥバ…」といった言葉の連続でメロディーを歌うこと。
●スピリチュアル(spiritual)
もとは「黒人霊歌(ニグロ・スピリチュアル)」のことを指す言葉。そこから強い精神性を反映させた音という意味でも使われる。
●セカンド・ライン(second line)
黒人の葬儀では墓地からの帰り道にブラス・バンドの演奏を伴う風習があり、このバンドのことをファースト・ラインといい、バンドに踊りながらついてくる一行をセカンド・ラインという。このことから、この踊りの感覚に通じるような跳ねるような独特のビート感のことを指す。2拍4拍を強調させるツー・ビートが特徴。
●ソロ(solo)
独奏、独唱の意味で使われる言葉。無伴奏の独奏、あるいは曲の中で単独にアドリブ演奏されること。

●ダブル・テンポ(double tempo)
テンポを2倍にすること。たとえば12小節の曲をダブル・テンポで演奏すると、時間は変わらないが、小節数が24小節となる。
●チェイス(chase)
複数の演奏者が、4小節あるいは8小節を交互に即興演奏していくこと。互いに追いかけるように演奏されることからこう呼ばれる。
●ツー・ビート(two beat)
1小節を2つのビートで刻むこと。1拍目と3拍目にアクセントが置かれる。ディキシー・ランド・ジャズやニューオリンズ・ジャズ、またサンバなど。
●ドライブ(drive)
ジャズ演奏にみられる独特の迫力や躍動的なリズム感を形容する言葉。
●トリビュート(tribute)
追悼の意味。亡くなったジャズメンなどを偲んで、その人物ゆかりの楽曲を演奏すること。

●バース(verse)
主要なメロディの前に演奏される序奏部分のこと。ミュージカル・ナンバーからスタンダート化した楽曲に多く、ジャズではボーカル曲でよくみられる。
●パーソネル(personnel)
演奏メンバーことをいうが、特にアルバム制作のために参加したメンバーのことを指して使うことが多い。
●ハーモニー(harmony)
和声。2つあるいは3つ以上の音が同時に鳴る調和した響きのこと。
●ビート(beat)
拍子の単位のこと。
●ビブラート(vibrato)
声や楽曲の音を振動で震わせること。
●ピッチ(pitch)
音の高さのこと。
●フォー・ビート(four beat)
1小節を4つのビートで刻むこと。2拍目と4拍目にアクセントが置かれる。いわゆるジャズのビートのことをいう。
●フレーズ(phrase)
メロディ・ラインのひと区切りのこと。ジャズのアドリブは、フレーズの組み合わせで表現される。
●ブレイク(break)
演奏が一時的に中断される空白部分。グループ演奏からソロ演奏に移るときに、示しあわせたようにとる間のこと。
●マスター・テープ(master tape)
レコードやCDのもとになる音が録音されたテープのこと。
●メドレー(medley)
複数の曲が、途切れることなく、続けて演奏されること。
●メロディ(melody)
音楽的な意味を持つ音の連続。節のこと。
●モード(mode)
音階をつくる一定の音の組織のこと。
●ライナー・ノーツ(liner notes)
レコードやCDの解説文のこと。
●リズム(rhythm)
規則性を持った音の動き。メロディ、ハーモニーとともに音楽の基本要素。
●リズム・セクション(rhythm section)
グループやビッグ・バンドのピアノ、ベース、ドラムによる編成のことを指す。
●リフ(riff)
曲のなかで繰り返される短いフレーズ。ソロのバックや強調したい部分に使われる。