六本木のBODY&SOULを
やってる時にお会いして

 先生と知り合ったのは、だいぶ前です。30年くらい前、まだ、六本木でBODY&SOULをやってる時に先生がお見えになって、なんだか、みなさんが「先生、先生」って言っているから何なのかなと思ってたんです。後から、ああ、この先生が貧乏なミュージシャンの面倒を見ている先生だと知りました。
岡崎には2回くらい行きました。春、桜が咲く前に行きましたけど、川沿いの桜がいっぱい咲いた時に来たいなと思いましたね。それから美術館(美術博物館)に先生のコレクションの展示やミュージシャンが演奏するというので行ったことがあります。

めずらしい人生
 ここには月に一回くらい、いろんな方とご一緒にお見えになりますよ「はいっ、京子ちゃん。」って声を掛けてくれます。先生の健康に関しては、何も心配することはないですね。お元気ですよ、ほんとうに。先生ってお昼を食べると一時間くらいお昼寝するらしいんです。よく食べて、よく飲みますしね。でもやっぱり一時間の昼寝が健康の秘訣かもしれない。ほんとうにいい人生だと思います。あんな人生を送れる人いませんよ。どこでそんな徳を積んだんでしょうね。めずらしい人生ですよね。

自分を一番自由に表現できる音楽
 ジャズって一番人間が正直に現われる音楽じゃないかしら。同じ曲をやっても同じ人がやってもその時々違う。だから飽きない。ジャズの魅力は“フリー”であること。自分を一番自由に表現できる音楽だと思います。
今の若いミュージシャンは昔の人と違って基礎の勉強をしている。昔はレコードを聞いてコピーして一生懸命だったけど、今はアレンジしてみたり、曲を作ったり。情報が豊富なんでしょうか。

ジャズ層を広げてほしい
 今のジャズ層ってものすごく若い。若いミュージシャンが出て、若いファンが増えて、層が広がっていいわよね。どんどん広げていかないと、このままではジャズがなくなっちゃう。私のお店のステージに出ているミュージシャンも20代〜60代後半と幅が広い。音楽に前向きな人には年齢なんて関係ないと思います。
 ジャズに触れるのが初めてという人は、自分が聴きやすい、入りやすいものから聴けばいいんじゃないかしら。例えばビル・エバンスのピアノを聴いて「ああ、いいなあ」とか、次にセロニアス・モンクを聴いて「これもぜんぜん違っていいなあ」とか。いろんなカラーがあるんだから、好きなものを素直に聴けばいい。それで、もっと知りたいと思えばどんどん聴けばいいんじゃないかしら。

岡崎に来る人はいっぱいいると思う…
 東京の人はレコードをいっぱい持っていても保管する場所がない。先生は大きいお家でそれが出来たからいいですよね、うらやましいです。先生の持っているLPなんてもう出てないし、ほんとうに貴重。あのLPをもらえるのなら、生ライブはやめてレコードをかけるお店にしたいくらいです。
ほんとうに貴重なものだからジャズの好きな人にたくさん聴いてもらいたい。岡崎までわざわざ聴きに来る人はいっぱいいると思います。


「BODY&SOUL」店内にて。

関 京子(せき きょうこ)
南青山の落ち着いた住宅街にある人気ジャズライブハウス「BODY&SOUL」のオーナー。新宿→六本木→北青山→南青山への3回移転している。

BODY&SOUL
東京都港区南青山6-13-9
TEL 03(5466)3348
http://www.waw.ne.jp/BODY+SOUL/


「BODY&SOUL」ライブ風景

メッセージ「ゆかりの人物編」TOPHOME.