先生との語らい
 先生と初めてお会いしたのは…、たしか20年くらい前だと思うんですけどね。そう、ラブリー(jazz inn lovely/名古屋)へ出かけたときに初めてお会いしました。先生とはたびたびコンタクトはあるんですけど、じっくり二人でお話したことがないんです。残念だなぁ。
 私は、お酒があんまり飲めないんですよ。でも先生は昔からお飲みになるんですよね。ですから先生とお飲みになったミュージシャンはけっこう多いと思うんです。だけど、私はご一緒したことないんですよ。付き合い悪くて申し訳ないなぁと思ってるんです。

やっぱりライブです!
 ジャズを聴きはじめた頃って良くわからないと思う。私もそうでした。でも、あきらめないで、何回も何回もなれるまで聴く。あとは、CD聴いているだけより、ライブで聴くとわかります。ライブでは「目で伝える」「動作で伝える」ことができるので、ジャズの楽しさをわかっていただけると思います。
 ある年代になると、家でのんびりしちゃって外に出なくなるんですよね。でもそこで、たまにはライブも聴きに行くと、ドキドキした何か違う新鮮なものを得られる。閉じこもらないで聴きに行くと、いろんな意味で疲れが取れたり、普段のストレスが癒されて、またやるぞっ!っていう気持ちになったりすると思うんですよね。みなさん、ライブにぜひ。

私のこだわり
 最近はジャズへのこだわりが少ない人が多いと思うんですけど、私は反対にこだわっている方なんです。昔のいろんな人が作った曲を、時代が変わって今度は自分なりのテイストを加えて変えていく。だけど、真の楽しさは残しとく。そういうことに私はこだわってますね。
 ジャズの楽しさはスイングすることだと思っています。これがジャズの楽しさなんだよっていうのが伝われば、私もやっていてうれしい。

ライナーノーツのなかみ
 私がニューヨークで録音をした時に、先生がスタジオにいらっしゃったこともあるんですよ。ちょうど先生もニューヨークにいらした時でしたので。その時にライナーノーツもお願いしたんですけどね。すごくいいこと書いていただいて、もうホントに「うれしいなぁー」って思いましたよ。

元気なお顔をいつまでも
 先生の応援で有名になられた方もいっぱいいると思うんです。それでジャズのファン層も広がっていったって事も言えると思うんですよ。そういう意味でも、これからもずっとお元気で私達ミュージシャンを応援していて欲しい。若いミュージシャンも応援して欲しいし、熟年プレーヤーも「がんばってるぞ」というか「いい音楽ができてるぞ」ってところをね。
 ですから、先生にはお体に気をつけていただいて、いろんな所でお顔を見せていただきたいです。「あっ!先生いらしてるんだ」って、先生の元気なお顔を見せて欲しいですよね。



小宅珠実(こやけ たまみ)
19歳からフルートを始め、国立音楽大学卒業後、本格的にジャズを始める。テレビ・ラジオでの活躍のほか、自己のグループを率いて、東京、横浜等のライブハウスを中心に活動している。ジャズフルートの草分け的存在。


「小宅珠実クヮルテット」メンバー、左から佐々木 悌二(b)、小宅 珠実(fl)、マイク レズニコフ(ds)、田村 博(p)。2003年6月1日碧南市芸術文化ホールのエメラルドホール楽屋にて。

メッセージ「アーティスト編」TOPHOME.