内田氏が最初に購入した、記念すべきコレクション第1号、12枚組の貴重なSPレコード「ジャズの歴史」を展示しています。
内田氏みずからが録音を手がけた際に使用していたオープンリールのテープレコーダー、ソニーの777や、「幻の銀巴里セッション」と呼ばれた、東京銀座のシャンソン喫茶銀巴里でのライブ録音のマスターテープを展示しています。
内田氏は、単にツアー中のミュージシャンやグループをそのまま招くのではなく、異色のミュージシャンの組合わせによる、魅力的な内容のコンサートプロデュースに努めてきました。33年間にわたって続けられたナゴヤ・ヤマハジャズクラブはその代表例です。手がけた数々のコンサートプログラムや、ナゴヤ・ヤマハジャズクラブ20周年記念の際、出演ミュージシャンから内田氏に贈られたサイン入りのドラムヘッドを展示しています。
内田氏の信条でもあるこのことばを裏書きするように、氏が日本全国はもちろん海外までも出かけ、足跡を残した数々のライブハウスやジャズフェスティバルを、イメージ映像とともに紹介しています。
「内田修 ジャズの歴史年表」として、氏の活動とミュージシャンとの交流を時系列に紹介しています。同じく展示されている日本のジャズ専門誌スイングジャーナルの創刊号をはじめ、往時の雑誌の表紙と見比べることで、日本の戦後のジャズ史の大きな流れを感じられることでしょう。
オスカー・ピーターソンやビル・エバンスをはじめとする、海外ジャズミュージシャンとの交流を、レコードジャケットとともに紹介しています
ケイコ・リーや寺井尚子をはじめとする、現在活躍しているジャズミュージシャンを、内田氏がいかに発見又は支援したか、CDジャケットとともに紹介しています。
日本が生んだ伝説のサックス奏者宮沢昭のご遺族から、内田氏に保管されることを願って氏に託されたテナーサックスで、ジャズミュージシャンたちの間でもあこがれの名器といわれています。
ジャズを革新した天才ドラマー富樫雅彦が、事故による下半身不随というハンディを乗り越えて、車椅子のまま上半身だけで演奏できるように改良された個性的なドラムセットです。
19世紀にドイツでつくられたもので、ベーシスト原田政長の希望により、内田氏が購入しましたが、原田はこれを手にすることなく、亡くなってしまいました。その後、ゲーリー・ピーコックやサム・ジョーンズ、稲葉国光、吉沢元治、鈴木良雄、井野信義など、さまざまなベーシストの手を経て、内田氏の下に戻ってきた伝説的な楽器です。
内田氏本人をはじめ、秋吉敏子や渡辺貞夫など、交流のあるミュージシャンや関係者が、内田氏との思い出やエピソード、岡崎へのメッセージを語る、ここでしか見られない映像を視聴できます。
1964年、内田病院の地下につくられた、本格的な設備と機材、楽器を備えたスタジオを、当時の写真や関係者の証言をもとに再現しています。マランツやJBLのアンプと、エレクトロヴォイス社のスピーカーパトリシアン800などからなる音響システム、スタジオでの収録に使われた調整卓、秋吉敏子の要望により内田氏が購入したピアノ、日野元彦が使っていたドラムセットなどが、保存展示されています。
およそ2箇月毎に展示替えを行いながら、内田修ジャズコレクションの貴重な音源を、ジャケットの両面を眺めながら、心ゆくまで楽しんでいただくコーナーです。72枚のレコード、12本のプライベートテープが試聴できるようになっています。
受付カウンターでは、内田修ジャズコレクション展示室の内容をわかりやすく、また親しみやすく紹介する、専用の音声ガイド端末をお貸しいたします(無料)。
展示室外壁には、内田氏とジャズとのかかわりを4つの「世界」に分けて解説する映像モニターを3台設置しています。内田氏と親交の深いサックス奏者の坂田明が、ナレーションを担当しています。
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