UCHIDA OSAMU JAZZ COLLECTION
常設展

日野皓正氏の弟であり"日本のアートブレーキー モダンジャズをリードした名ドラマー"とうたわれた故"日野元彦氏"がドクターズ・スタジオで使用していたドラムを資料室で展示しています。



UCHIDA OSAMU JAZZ COLLECTION
内田 修ジャズコレクション17

楽器別特集2
―ジャズを支える表情豊かなサックス、クラリネットの名手たち―

期間:2007年8月7日(火)〜12月2日(日)
前期:2007年8月7日(火)〜10月7日(日)
後期:2007年10月10日(水)〜12月2日(日)

岡崎市シビックセンター/資料室(ジャズコレクション)
開室時間/火曜日〜土曜日9:00〜21:00、日曜日・祝日9:00〜17:00
休室日/毎週月曜日、祝日の翌日、年末年始


サックス SAXOPHONE

サックスは、1846年にベルギーのアドルフ・サックスが木管楽器と金管楽器の良さを合体させた楽器として発明した。
現在おもに、音程の高い順にソプラノ、アルト、テナー、バリトンが使われているが、ジャズの世界ではアルトとテナーに名手が多い。
まずアルト・サックスでは、ビバップ期に登場したチャーリー・パーカーの存在が大きく、後のアルト奏者の大半に大きな影響を与えた。

1950年代のハード・バップ期に入ると、彼のスタイルを受け継いだキャノンボール・アダレイ、ジャッキー・マクリーン、エリック・ドルフィーたちが活躍する。
ハード・バップは1960年代になって、キャノンボールらによるファンキーなジャズ、あるいはオーネット・コールマンが中心となったフリー・ジャズなどへと拡散していく。
一方1950〜60年代はアート・ペッパーをはじめ優れた白人奏者も数多く輩出された。
テナー・サックスは、「ジャズ・テナーの父」といわれるコールマン・ホーキンスとレスター・ヤングがモダン・テナーの始祖として重要な役割を果たした。

1950年代には、白人テナー最高峰のスタン・ゲッツやハード・バップの時代にテナーを大きく発展させたソニー・ロリンズ、ジョン・コルトレーンらが活躍をする。
その後はアルバート・アイラーをはじめとする既存概念にとらわれないフリー・ジャズ派が出現し、様々なタイプのプレイヤーが現れる。



ジャズコレクションを紹介する資料室では、2003年11月末のリニューアルより渡辺貞夫氏の未発表曲を聴いたり、ミュージシャンからのメッセージビデオを観ることができるようになりました。




火曜日〜土曜日
 9:00〜21:00
日曜日・祝 日
 9:00〜17:00

に、鑑賞できます。いつでも来てください!!BUT!残念ながら休室日があります。


毎週月曜日、祝日の翌日、年末年始12月29日〜1月3日、6月3日は、ご覧できません。
試聴コーナー


チャーリー・パーカー『チャーリー・パーカー・オン・ダイアル Vol.1』(前期展示)
伝説的名演の「チュニジアの夜」や破滅的な側面を見せた「ラヴァー・マン」などを含む絶頂期のチャーリー・パーカーの姿がとらえられている作品。
チャーリー・パーカー(アルト・サックス)、ディジー・ガレスピー、マイルス・デイビス(トランペット)、レイ・ブラウン(ベース)、ロイ・ポーター(ドラムス)他
1946〜47年、ハリウッド他にて録音
ソニー・ロリンズ『サキソフォン・コロッサス』(前期展示)
1956年はジャズ史において実りの多い年といわれる。そのなかでも最高の1枚として知られるのがこの作品。ソニー・ロリンズにとっても生涯の名作。
ソニー・ロリンズ(テナー・サックス)、トミー・フラナガン(ピアノ)、ダグ・ワトキンス(ベース)、マックス・ローチ(ドラムス)
1956年6月22日、ニュージャージーにて録音

エリック・ドルフィー『ラスト・デイト』(後期展示)
オランダで録音されたエリック・ドルフィーの遺作。モダン・ジャズの激動期を駆け抜けた孤高のジャズマン、ドルフィーの幽玄な演奏に圧倒。
エリック・ドルフィー(アルト・サックス、バス・クラリネット、フルート)、ミシャ・メンゲルベルグ(ピアノ)、ジャック・ショールス(ベース)、ハン・ベニンク(ドラムス)
1964年6月2日、オランダにて録音

ジョン・コルトレーン『ブルー・トレイン』(後期展示)
ジョン・コルトレーンがブルーノートに残した唯一のリーダー・アルバム。リー・モーガン、カーティス・フラーとの3管セクステットによるハード・バップの傑作。
ジョン・コルトレーン(テナー・サックス)、リー・モーガン(トランペット)、カーティス・フラー(トロンボーン)、ケニー・ドリュー(ピアノ)、ポール・チェンバース(ベース)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ドラムス)
1957年9月15日録音

渡辺貞夫『アイム・オールド・ファッション』((後期展示)
日本のジャズ界をリードしてきた渡辺貞夫がニューヨークでハンク、ロン、トニーによるグレート・ジャズ・トリオと録音した名盤。バップから自身のオリジナルまで、彼の実力がフルに発揮されている。
渡辺貞夫(アルト・サックス、フルート)、ハンク・ジョーンズ(ピアノ)、ロン・カーター(ベース)、トニー・ウイリアムス(ドラムス)
1976年5月21日、ニューヨークにて録音


クラリネット CLARINET

クラリネットは、サックスと同じように吹き口にリードをつけて吹き、リコーダーと似た指使いで音孔を押さえて音程を変える木管楽器。音域が広く表現できる音は4オクターブ近い。
ジャズ・クラリネットはスイング時代の花形楽器で、その時代に大衆から絶大なる人気を得た “キング・オブ・スイング”ことベニー・グッドマンは今も昔も傑出した存在感を示しているジャズ・クラリネット奏者である。
彼が活躍する以前の名手としては、ごく初期のジャズのスタイルであるニュー・オリンズ・ジャズを代表するアーティストのジョージ・ルイスやシドニー・ベシェらがいる。
グッドマンの後には、モダン・クラリネット界の第一人者といわれるバディ・デフランコが、卓越したテクニックでクラリネットの表現をさらに広げると共に、時代に合った新しいスタイルを確立した。
また、クラリネットの他にサックスも操るジミー・ジュフリーはドラムレスのトリオで演奏するなど実験的なジャズを追求した。そのほか1920〜30年代に活躍したピー・ウィー・ラッセルは’60年代まで意欲的に活動を続け、個性豊かなスタイルで独自の地位を占めている存在である。


ザ・バディ・デフランコ・カルテット『ミスター・クラリネット』(前期展示)
クラリネットによるモダン・ジャズを追求したバディ・デフランコの代表作。ドリュー、ヒントン、ブレイキーという強力なリズム・セクションをバックにクラリネットの威力を見せつける。
バディ・デフランコ(クラリネット)、ケニー・ドリュー(ピアノ)、ミルト・ヒントン(ベース)、アート・ブレイキー(ドラムス)
1953年4月15、20日、ニューヨークにて録音

北村英治、世良譲『バース・オブ・ザ・スイング』(前期展示)
日本のジャズ・クラリネットの第一人者である北村英治とジャズ・ピアニスト世良譲の共演アルバム。スイング・ジャズそしてクラリネットの魅力をたっぷりと味わうことができる。
北村英治(クラリネット)、世良譲(ピアノ)
1978年、入間市民会館(埼玉)にて録音


ザ・ピー・ウィー・ラッセル・カルテット『アスク・ミー・ナウ』(後期展示)
モダンなプレイに才覚を示していたピー・ウィー・ラッセル。彼がマーシャル・ブラウンと組んだピアノレス・カルテットで独特の芸風を披露した快作。
ピー・ウィー・ラッセル(クラリネット)、マーシャル・ブラウン(トロンボーン、バス・トランペット)、ラッセル・ジョージ(ベース)、ロニー・ベドフォード(ドラムス)
1965年、ニューヨークにて録音


ベニー・グッドマン『カーネギー・ホール・ジャズ・コンサート』(後期展示)
ベニー・グッドマンの人気とスイング・ブームを象徴する1938年1月16日のカーネギー・ホール・コンサート。歴史的一夜の貴重なドキュメントであり、不朽の名盤2枚組である。
ベニー・グッドマン(クラリネット)、レスター・ヤング(テナー・サックス)、カウント・ベイシー、テディ・ウイルソン(ピアノ)、ジーン・クルーパ(ドラムス)他
1938年1月16日、カーネギー・ホール(ニューヨーク)にて録音


ジミー・ジュフリー『ジミー・ジュフリー3』(後期展示)
ジャズ・ファンの間で高い評価を得ているジミー・ジュフリーの最高傑作。ドラムレスのトリオで実験的な演奏を追求しているものの決して難解ではない。
ジミー・ジュフリー(クラリネット、テナー・サックス、バリトン・サックス)、ジム・ホール(ギター)、ラルフ・ペナ(ベース)
1956年12月2〜4日、ロサンゼルスにて録音






関連資料

雑誌
スイング・ジャーナル 1957年2月号 表紙:ベニー・グッドマン(クラリネット)
スイング・ジャーナル 1957年6月号 
表紙:鈴木章治(クラリネット)
スイング・ジャーナル 1958年2月号 
表紙:北村英治(クラリネット)
JAZZ MONTHLY 1962年1月号 
表紙:ジョン・コルトレーン(テナー・サックス)
JAZZ MONTHLY 1962年8月号 
表紙:チャーリー・パーカー(アルト・サックス)
スイングジャーナル 1964年9月号 
表紙:ソニー・ロリンズ(テナー・サックス)
スイングジャーナル 1964年11月号 表紙:キャノンボール・アダレイ(アルト・サックス)
スイングジャーナル 1976年10月号 表紙:渡辺貞夫(アルト・サックス)



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