UCHIDA OSAMU JAZZ COLLECTION
内田 修ジャズコレクション 特別展示
「ようこそ岡崎へ 秋吉敏子さん」

期間:2007年8月7日(火)〜10月7日(日)

秋吉敏子さんは、2006年日本人初のアメリカ国立芸術基金(NEA)ジャズマスターズ賞を受賞し、世界のジャズシーンで活躍されている天才ジャズ・ピアニストです。
岡崎市シビックセンターコンサートホール・コロネットでは、2005年に開催した秋吉さんのピアノコンサートに引き続き、今年2度目のコンサートを開催することとなりました。
資料室では、秋吉さんの来訪を歓迎し、内田修コレクションの中から秋吉さんの貴重盤レコードをはじめ関連の資料を特別展示いたします。
また今回の展示に併せて、秋吉敏子さんの未発表音源を初公開(試聴可能)します。


展示内容
●レコードジャケット18枚
ジャズコレクションから秋吉さんのレコードをピックアップし、今回は特にピアノソロやトリオで参加している1950年代〜80年代のアルバムを展示。


ジャズコレクションを紹介する資料室では、2003年11月末のリニューアルより渡辺貞夫氏の未発表曲を聴いたり、ミュージシャンからのメッセージビデオを観ることができるようになりました。




火曜日〜土曜日
 9:00〜21:00
日曜日・祝 日
 9:00〜17:00

に、鑑賞できます。いつでも来てください!!BUT!残念ながら休室日があります。


毎週月曜日、祝日の翌日、年末年始12月29日〜1月3日、6月3日は、ご覧できません。
試聴コーナー

NO アーティスト/タイトル 録音年 レコード番号 レーベル 管理番号
1 秋吉敏子●トシコズ・ピアノ
TOSHIKO AKIYOSHI●TOSHIKO'S PIANO
1953年 MG N-22 NORGRAN 6672
2 秋吉敏子●ザ・トシコ・トリオ
TOSHIKO AKIYOSHI●THE TOSHIKO TRIO
1957年 STLP 912 STORYVILLE 2015
3 秋吉敏子●アメイジング・トシコ・アキヨシ
TOSHIKO AKIYOSHI●AMAZING TOSHIKO AKIYOSHI
1953年 MV-2579 VERVE 2023
4 秋吉敏子●秋吉敏子/トリオ&カルテット
TOSHIKO AKIYOSHI●TOSHIKO HER TRIO HER QUARTET
1956年 PA-6006(M) TRIO 3377
5 秋吉敏子●トシコ・アンド・レオン・サッシュ・アット・ニューポート
TOSHIKO AKIYOSHI●TOSHIKO & LEON SASH AT NEWPORT
1957年 MGV-8236 VERVE 2016
6 秋吉敏子●メニー・サイズ・オブ・トシコ
TOSHIKO AKIYOSHI●THE MANY SIDES OF TOSHIKO
1957年 MGV-8273 VERVE 2030
7 秋吉敏子●黄色い長い道 (ロング・イエロー・ロード)
TOSHIKO AKIYOSHI●LONG YELLOW ROAD
1961年 YX-4056 TAM 2041
8 秋吉敏子●トシコ旧友に会う
TOSHIKO AKIYOSHI●TOSHIKO MEETS HER OLD PALS

1961年 SKC-3 KING 1934
9 秋吉敏子●魅惑のジャズ
TOSHIKO AKIYOSHI
1963年 JV-5084 VICTOR 2021
10 秋吉敏子●トシコの子守歌
TOSHIKO AKIYOSHI●LULLABIES FOR YOU
1965年 PS-1185-JC COLUMBIA 2018
11 秋吉敏子●秋吉敏子・イン・ジャパン
TOSHIKO AKIYOSHI●TOSHIKO AKIYOSHI IN JAPAN

1970年 LPC-8049 TOSHIBA 2025
12 秋吉敏子●すみ絵
TOSHIKO AKIYOSHI●SUMIE
1971年 SPX-1040 VICTOR 2031
13 秋吉敏子●秋吉敏子・ソロ・ピアノ
TOSHIKO AKIYOSHI●TOSHIKO AKIYOSHI SOLO PIANO
1971年 RCA-6270 RCA 2026
14 秋吉敏子●トシコ・プレイズ・ビリー・ストレイホーン
TOSHIKO AKIYOSHI●TOSHIKO PLAYS BILLY STRAYHORN
1978年 DSP-5011 ディスコメイト 1986
15 秋吉敏子●トシコ・プレイズ・トシコ
TOSHIKO AKIYOSHI●TOSHIKO PLAYS TOSHIKO
1978年 DSP-5014 ディスコメイト 1989
16 秋吉敏子●ジャスト・ビ・バップ
TOSHIKO AKIYOSHI●JUST BE-BOP
1980年 DSP-8102 ディスコメイト 1981
17 秋吉敏子●秋吉敏子トリオ
TOSHIKO AKIYOSHI●TOSHIKO AKIYOSHI TRIO
1983年 EWJ-90022 EASTWORLD 6274
18 秋吉敏子トリオ●タイム・ストリーム
TOSHIKO AKIYOSHI TRIO●TIME STREAM
1984年 EWJ-90034 東芝EMI 2046





関連資料

写真 
『ヤマハ・ジャズ・クラブでの秋吉敏子』(管理番号600008)
1965年1月17日、名古屋ヤマハホール(撮影)伊藤邦治

オリジナル・マスター・テープ
『秋吉敏子リサイタル1』(管理番号259)
『秋吉敏子リサイタル2』(管理番号260)
1965年1月17日、名古屋ヤマハホールにて録音
秋吉敏子(ピアノ)、原田寛治(ドラムス)、荒川康男(ベース)




秋吉敏子著 『ジャズと生きる』1996年 岩波書店
世界的に活躍するジャズ・ピアニスト、作曲・編曲家、またビッグバンドのリーダーである秋吉敏子。その波乱に満ちた人生についてはじめて語る自伝。

朝日ソノラマ別冊ソノシート『黄色い長い道─秋吉敏子帰国記念特集─』
(管理番号6537)
1961年 朝日ソノプレス社
(シート1)黄色い長い道 (シート2)箱根の黄昏 (シート3)木更津甚句
(シート4)ディープ・リバー ※演奏 秋吉敏子ピアノ・トリオ


オリジナル・マスターテープ(ジャズコレクションプライベート)の初公開

1965年秋吉敏子さんが、再度アメリカに渡る1ヶ月前に、秋吉敏子さんのために内田修氏が開催したヤマハジャズクラブ第4回例会「秋吉敏子サヨナラ コンサート」の中から、現在でも秋吉敏子さんの代表曲となる2曲を厳選し、シビックセンタージャズコレクション資料室にて初公開。試聴が可能となります。

曲目:
1)Long Yellow Road (5:08)
2)まりと殿様(てんてんてんまり)(4:51)

出演:
秋吉敏子(ピアノ)、原田寛治(ドラムス)、荒川康男(ベース)
1965年1月17日 ヤマハ・ジャズクラブ第4回例会(名古屋ヤマハホールにて録音)
「秋吉敏子サヨナラ コンサート」より


朝日ソノラマ別冊ソノシート 『黄色い長い道─秋吉敏子帰国記念特集─』自作を語るより
1961年 朝日ソノプレス社

「黄色い長い道」Long Yellow Road 
これは去年(昭和35年)の夏、わたしたちの、新しいグループのために作ったものです。
アメリカでは、ジャズ・プレイを評価する場合、演奏の巧みさはもちろん大切ですが、それよりも一層、演奏者のスタイルというものを重要視しています。
どんなグループでも、それぞれ、そのグループのスタイルというものを持っているのですが、この意味で、わたしたちのグループのスタイルを打ち出すというつもりで、これを作曲いたしました。

ところで、この曲名について、よく「その意味は?」と聞かれるのですが、これには、実は二つの意味があるのです。
その一つは、ごくありきたりなのですが、情景的なものです。
わたしは、満州で生まれたのですが、満州というところは、土地が、非常に乾いているのですね。
白っぽいというよりも、むしろ黄色っぽい感じで、砂みたいなんです。
道は、悪くて、でこぼこの、ほこりっぽい田舎道といった感じ。
それが、広々とした平野の中を、延々とまっすぐに伸びているのです。
そこに、太陽の登って沈む印象的な場面が、朝夕ながめられるのですが、こういった、情景的な意味が一つ。

それから、いま一つは、いわば内面的な意味です。
それは、わたしたち日本人は、人種的カラーから申しますと、黄色人種ですね。
そういう民族的意味では、わたしの一生というのは、黄色い一本の長い道なのです。
わたしが、今まで歩んできた道、またこれから、いろいろのことをやっていこうとする場は、みんな、好むと好まざるにかかわらず、この「黄色い長い道」なのです。
つまりは、黄色い人間の一生、過去、現在、未来を通じて、わたしの生涯が、そこにあるといった意味ですね。
 

道という言葉には、何かそういった、人生を象徴するものがあると思っているのです。
この二つの意味をかけ合わせたものが、この曲名になっているのです。(秋吉 敏子)