「ドクターズ・スタジオ」をタペストリー(壁掛)で紹介し、スタジオで使用していたスピーカーやマイクなどを展示しています。タペストリーは実物に近いサイズです。
 試聴コーナーでは、プライベートテープより平成17年9月3日(土)愛知万博「岡崎市の日」で発表した「AUTUMN LEAVES」〜枯葉〜<演奏:日野皓正氏(当時21歳)>が試聴できるようになりました。
 また、その時の日野皓正クインテットライブ映像も視聴コーナーでご覧いただけます。日野クインテットと光ヶ丘のコラボレーションライブは見応え十分です。



UCHIDA OSAMU JAZZ COLLECTION
内田 修ジャズコレクション 12
─たたき出すリズムがジャズを革新する世界的ドラマー
富樫雅彦とエルビン・ジョーンズ
MASAHIKO TOGASHI&ELVIN JONES 

期間:2005年12月6日(火)〜2006年4月9日(日)
前期:2005年12月6日(火)〜2006年2月5日(日)
後期:2006年2月7日(火)〜2006年4月9日(日)



富樫雅彦(1940〜)MASAHIKO TOGASHI
1940年3月22日、東京生まれ。ヴァイオリン奏者の父の影響で幼い頃から音楽に親しみ、14歳でプロデビュー。天才ドラマーとして渡辺貞夫グループなどで活動し、脚光を浴びる。'60年代後半から佐藤允彦らと前衛的な即興演奏のフリージャズを開拓、日本ジャズ界の最前線で活躍する。'70年、ケガのため下半身不随となるが、約1年の療養後、両手のみで演奏できる独自のドラムセットを考案し、活動を再開。しかし2002年からは健康上の理由で演奏活動を休止し、作曲や絵画制作に専念している。

エルビン・ジョーンズ(1927〜2004)ELVIN JONES
1927年9月9日、ミシガン州ポンティアック生まれ。ハンク、サドのジョーンズ三兄弟の末弟。幼い頃からドラムを独習、ハイスクール時代から演奏する。'50年代初頭からデトロイト、'55年からニューヨークで活動し、多くのミュージシャンと共演、持ち前のダイナミックなドラミングでたちまち名をあげる。'60年からはジョン・コルトレーン・カルテットのドラマーとして革新的なプレイを披露。'65年に退団した後は自らのグループを率いて活躍。2004年5月18日、ニュージャージー州の病院で死去。

レコードジャケット
『銀巴里セッション』監修、録音:内田修
(前期展示)
1963年6月26日、銀座のシャンソン喫茶“銀巴里”で行われた幻のセッションをLP化したもの。このセッションは、内田氏が若手ミュージシャンたちを励ます意味を込めて開催し、録音は内田氏自らによる。富樫はこのときほぼ全てのセットで演奏し、即興とは思えない正確なドラミングで観客と共演者を驚嘆させた。
1963年6月26日 銀巴里(東京)で録音

富樫雅彦カルテット『ウィー・ナウ・クリエイト』
(前期展示)
1高木、高柳、吉沢とのカルテットによる日本最初の本格的フリー・ジャズ作品。斬新なドラミングと音楽性が高く評価され、第3回スイング・ジャーナル日本ジャズ賞に輝いた作品。
1969年5月23日 東京スタジオ・センターで録音

富樫雅彦『スピリチュアル・ネイチャー』
(前期展示)
ジャズ・ディスク大賞金賞、日本ジャズ大賞、制作企画賞を総合受賞した、日本ジャズ界における記念碑的作品。『ソング・フォー・マイセルフ』の成果を発展させたコンサート・ライブを収録している。渡辺貞夫ら9名が参加。富樫はドラミングだけでなく作曲家としての優れた才能も発揮。
1975年4月9日 新宿・厚生年金会館小ホール(東京)他で録音

富樫雅彦、鈴木勲『陽光』
(後期展示)
日本ジャズ・ベース、チェロの第一人者であり、富樫とは渡辺貞夫のグループで一緒に活動した、鈴木勲との共演作。この作品は2人の本来の楽器であるドラムス、ベースだけでなくピアノ、マリンバ、シンセサイザー等の多重録音によってふくらみのある音楽を生み出すことに成功。日本ジャズ賞と国内録音賞を獲得。
1979年2月1〜3日 キングレコードスタジオ2(東京)で録音

富樫雅彦〜高柳昌行『パルセーション』
(後期展示)
1983年5月27日に芝の増上寺ホールで行われた富樫と高柳のデュオ・パフォーマンスの様子を収録。日本のフリー・ジャズの開拓者である2人が『ウィー・ナウ・クリエイト』以来14年ぶりに共演し、即興音楽の新しい領域を切り開くことに成功した作品。
1983年5月27日 芝・増上寺ホール(東京)で録音

エルビン・ジョーンズ・トリオ『プッティン・イット・トゥゲザー』
(前期展示)
ピアノレス・トリオによるシンプルな編成のなかに、リーダーとしてのエルビン・ジョーンズの資質がよく発揮されたアルバム。エルビンのエネルギーみなぎるドラミングの魅力がストレートに表れたブルー・ノートデビュー作。
1968年4月8日録音

エルビン・ジョーンズ・アンド・リチャード・デイヴィス『ヘヴィー・サウンズ』
(前期展示)
エルビンにデイヴィスという超強力なリズムメンが組んだ意欲的な作品。タイトル通り、エルビンの重量感溢れるドラミングが聴けるが、この作品では1曲だけギターも弾いている。
1968年録音

エルビン・ジョーンズ『ポリ・カレンツ』
(前期展示)
この作品でエルビンは、独特のポリリズム(複数のリズムを同時に叩く奏法)で強力なドラムスを聴かせる。3管フロントの勢いにもまったく負けていないエルビンの迫力のドラミングが、強い印象を残す1作。
1969年9月26日録音

エルビン・ジョーンズ『ライブ・アット・ザ・ライトハウス』
(後期展示)
デイブ・リーブマン、スティーブ・グロスマンというふたりの強力なサックス奏者をグループに迎えたエルビン・コンボのライブ・アルバム。ライブならではの感動が味わえる、ブルーノート後期にエルビンが残した傑作。
1972年9月9日 ライトハウス(LA)で録音

エルビン・ジョーンズ『アース・ジョーンズ』
(後期展示)
エルビンが80年代に残した名盤。この作品では日野皓正がエネルギッシュなプレイを披露している。エルビンは夫人が日本人ということもあり、日本人のミュージシャンと数多く共演し、彼らに大きな影響を与えた。
1982年2月10日録音



関連資料

ライナーノーツ
内田修氏執筆 富樫雅彦『ソング・フォー・マイセルフ』
1974年7月25日〜10月10日 東京ビクター・スタジオにて録音
富樫雅彦との交流エピソードがあたたかい言葉で紹介されている。この作品は3度目の日本ジャズ大賞を受賞。

オリジナル・マスター・テープ
『S・レイシー+富樫()』
1975年6月23日録音
スティーブ・レーシー(ソプラノサックス)、吉沢元治(ベース)、富樫雅彦(パーカッション)

書籍
『スイング・ジャーナル』
1980年2月号
スイング・ジャーナル誌から毎年最も優秀なジャズ活動をした演奏家に贈られる南里文雄賞を、富樫雅彦が受賞したことを知らせる記事。内田修氏が富樫の畏友として紹介されている。


1988年7月号
'60年代モダン・ジャズとヒーローたち 第7回燃えるスーパー・ドラマー エルビン・ジョーンズ
エルビン・ジョーンズの60年代の活動に焦点をあて、その魅力と側面を探った特集。

『JAZZ LIFE』
1978年5月号
ミュージシャン徹底研究  エルビン・ジョーンズ
1978年4月の2度目の来日を記念したエルビン・ジョーンズ特集。

写真
富樫雅彦
第18回ヤマハ・ジャズクラブ例会(司会:相倉久人) 
渡辺貞夫カルテット<渡辺貞夫(as)、菊地雅章(p)、池田芳夫(b)、富樫雅彦(d)>
1966年10月14日 愛知文化講堂 撮影:伊藤邦治

内田修と富樫雅彦
1966年10月14日 愛知文化講堂 撮影:伊藤邦治



ジャケット展示に関係するCDを揃えました。→詳しくはCLICK

ジャズコレクションを紹介する資料室では、2003年11月末のリニューアルより渡辺貞夫氏の未発表曲を聴いたり、ミュージシャンからのメッセージビデオを観ることができるようになりました。




火曜日〜土曜日
 9:00〜21:00
日曜日・祝 日
 9:00〜17:00

に、鑑賞できます。
いつでも来てください!!
BUT!残念ながら休室日があります。


毎週月曜日、祝日の翌日、年末年始12月29日〜1月3日は、ご覧できません。
試聴コーナー



レコード
『銀巴里セッション』(前期展示)


レコード
富樫雅彦カルテット『ウィー・ナウ・クリエイト』(前期展示)


レコード
富樫雅彦『スピリチュアル・ネイチャー』(前期展示)


レコード
富樫雅彦、鈴木勲『陽光』(後期展示)


レコード
富樫雅彦〜高柳昌行『パルセーション』(後期展示)


レコード
エルビン・ジョーンズ・トリオ『プッティン・イット・トゥゲザー』(前期展示)


レコード
エルビン・ジョーンズ・アンド・リチャード・デイヴィス『ヘヴィー・サウンズ』(前期展示)


レコード
エルビン・ジョーンズ『ポリ・カレンツ』(前期展示)


レコード
エルビン・ジョーンズ『ライブ・アット・ザ・ライトハウス』(後期展示)


レコード
エルビン・ジョーンズ『アース・ジョーンズ』(後期展示)