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角田健一セクステット
ジャズ出前コンサート in 葵中学校

平成20年6月5日 部活指導(レポート:内田)

角田健一セクステットの皆さんをお迎えし、部活指導が始まりました。
まず、はじめに吹奏楽部の皆さんが、合同演奏曲「シング、シング、シング」を演奏され、先生方の厳しい視線が注がれました。次に各パート別に別れての指導で、今回は15分という短い時間での指導でした。

トロンボーン&ユーフォニウムの角田健一先生には、
「ジャズは音を濁らせるようにして吹く。」
「トゥクトゥクトゥク…と吹くときれいな音になりクラシック。」
「ドゥクドゥクドゥク…とB♭の音で濁らせて吹くのがジャズ。」
「トロンボーンは、ハンドビブラートをおおいに使って演奏できる楽器。10センチくらいのスライドで手首だけを使ってビブラートを聴かせてほしい。」
「ジャズやポップスを演奏する時とクラシックを演奏するときと使い分けて、思い切りよく演奏して欲しい。」
「ユーフォニウムは、口を使ってビブラートをきかせ、演奏を楽しんでほしい。」

トランペットの高瀬龍一先生には、
「今は写真で言うとピンボケの状態です。」
「もっと歯切れよく吹きましょう。それには、息を強く遠くに物を飛ばすように吹いてみよう。」
「まずは、一人一人歌を歌うことを一音一音意識してみよう。そして、リード(1番の人)音を聴いて心をあわせれば、素晴らしいハーモニーになります。」

サックスの川村裕司先生には、
「音の出とリズムが違います。ジャズの音は、はっきりとした音を出します。」
はじめは音を出し、ダヤッ、ダヤッ、ダヤッ、ダヤッと息を押してから出す練習やタンニングだけで音を出したり、タンニングしないで「ダヤッ」と押して音を止める練習などを教えていただきました。

ドラムの小山太郎先生には、
「アクセントの位置で、大げさと思うくらい勢いよく叩きましょう。」
「全員で左右のスティックを叩きリズムを取り、跳ねた感じでバランスをつかみましょう。」
「手だけではなく体も動かしノリを出しましょう。」

チューバの古西ただあき先生は、
「音を出すイメージを8〜9割、実際に出す音は1割で。」
「楽しく演奏しましょう。」
「お客さんを巻き込んじゃおう!今までの自分をひと皮、ふた皮むけて協調性よりも個性を重視し、自分さが思いっきり表現できたら良い。」
「最終的に40人が揃うのが理想です。やっちゃってください。」
「音がイキイキしてきた。手拍子や足踏みも自然と出てきた。」
「チューバの息づかいが大変だから2小節ごとに休みましょう。」
「プロの方に負けない様に音が出るように頑張りましょう。」

とパート別に先生方の指導を受けました。15分と短い時間の中で、先生方の適切なアドバイスは大事にしたいですね。

音楽室に戻り、明日のコンサートに向けて、セクステットの方々も加わり全体練習がはじまりました。セッションごとに立ったり、左右に体を動かすなどの(時計の針の55分と5分の角度で動く)動きをつけたりとパフォーマンスをしたり、ソロの演奏があったり、ドラムの小山先生の迫力のある演奏があったりと、素敵に構成されていきました。明日の演奏が楽しみです。

生徒さんたちは、演奏中でも分からないことがあると、近くにいるプロの先生に積極的に質問されていました。古西先生は、周りの生徒さんに「表現やリズムを出すためには、体を動かした方がいいですよ」答えていました。

2時間の部活指導が終了し、毎回感じることですが、生徒さんたちの素直さと、先生方の指導の素晴らしさで、短い時間が本当に有意義な過ごし方をしていると感じます。生徒さんたちの成長した音を明日のコンサートで実感したいと思います。

最後に校長先生が「顔がキラキラして素敵でした。明日頑張ってください。」と激励されました。終了後に部員の1人に感想を聞いてみると「いろんなことが知れてよかったです。楽しかったです。」と答えてくれました。

平成20年6月6日 コンサート(レポート:小椋)

曲今年もいい天気です。去年もそうでしたが、角田健一セクステットのメンバーは、晴れ男揃いのようです。晴れているというだけで、気分も最高です。素敵なコンサートになること間違いなし!と、感じます。

さあ、そろそろ始まります。さすが中学生!整列も早くしっかりしています。あとは、メンバーの登場を待つばかりです。

はじめに、校長先生から「岡崎はジャズの街と言われるので、Libra(りぶら)がオープンしたら、ジャズコレクションを見に行って下さい。そして今日は、本物のジャズに触れて下さい。」とお話があり、吹奏楽部の演奏、“ブライアンの休日”の始まりです。優しい感じの曲です。まるで、大会で演奏しているかのようにりりしく演奏している姿を見ていたら、一瞬自分もプレーバック!!!
吹奏楽の大会の時の気分を思い出してしまいました…。

そしてお待ちかね、セクステットの演奏の始まりです。1曲目の「A列車でいこう」から、生徒達は曲にのり、手拍子をしたりしています。そしてジャズの歴史が少し入り、2曲目「スイングしなけりゃ意味ないさ」、メンバーと楽器の紹介へと順に移ります。

そして、リクエスト曲である「校歌」と聞くや否や、会場内にどよめきが・・・。
“中学生諸君!一緒に歌ってね!って感じの中での始まりです。まずは普通に1番の演奏なのですが、中学生ともなってしまうと、恥ずかしいのか歌声が聞こえません…。そして、ドラムから始まってのジャズバージョンの校歌になれば、またまた手拍子の始まりです。その波に乗ったのか、3番では、歌声が…。なんと、先生達ものって歌っています。う・嬉しいですね〜!

そして、5曲目は“純情きらり”でも演奏された、「ふるさと」へ。原曲は、3/4拍子の「ふるさと」を、前半は原曲で、後半はスイングのリズムで演奏です。フルートから始まった「ふるさと」は、どこか切なくて、いい感じでした。
6曲目「カントリーロード」では、バラード・ビギン・タンゴ・スイング・ロックのリズムへと移りながら演奏です。そして、7曲目「キャラバン」では、ドラムの太郎さんに合わせて、ドラムと生徒達の手拍子での熱い掛け合いです。
心なしか去年より難しいような・・・。

会場内、のりにのりまくっています。角田さんから、“葵中のみんな、のってるか〜い!!”とふってみてくれたものの、心なしか女子の元気が足りないようです。そして、”校長先生のってるかぁ〜い!!!!“とふってみれば…、なんと!なんと!校長先生、“のってるよぉ〜!!”と答えて下さりながら、シルクハットを被っての登場です。蝶ネクタイまでされて、素敵です。のりのりのまま、ステージ下中央まで踊りながら出て来て下さり、シルクハットをポ〜イ! う〜ん、素敵!こんな校長先生初めてお会いしました。

本日いよいよクライマックス。合同演奏「シング・シング・シング」の始まりです。個人的にも大好きなこの曲。元気をもらえる曲です。
楽しく・生き生きと演奏している部員達。毎回、この顔が見たくて、会いたくて、この時間を一番待っている気がします。
ここまで部員達の魅力を引き出して下さる、角田さん始めメンバーは、すばらしい方達だと改めて思います。

さて、この大興奮の中、アンコール曲「聖者の行進」の始まりです。
吹奏楽部員のパーカッションも仲間に入り、トロンボーン・角田氏、トランペット・高瀬氏、サックス・川村氏の管楽器奏者がステージより降りて、生徒達の周りを歩いて演奏です。握手を求めてくる生徒達に応えて下さる、いつもにこにこの角田氏。本当にとても素敵な方です。
そして、ふと周りを見渡してみれば先生がのってます。ALTの先生もとてものっています。先生・生徒・保護者、会場にいるすべての人たちが本場のジャズを聴けて、とても嬉しそうです。全員が同じものに夢中になっている時の顔は、とても素敵で、一番輝いている時だと思いました。その笑顔を忘れずに、毎日を過ごしてほしいなぁ…。


さて、コンサート終了後に、吹奏楽部部長・伊藤さん、副部長・松谷さん、山口さんの3名に感想を聞きました。

コンサート終了後の今の気持ちは?

伊藤さん「いつもと違って自由に楽しくできたのでとても良かった」
松谷さん「すごい!演奏を間近で見れて、聴けて、嬉しかった」
山口さん「生演奏で聴けて、かっこいい!と思った」

今後も音楽は続けていきたいですか?また、音楽で伝えていきたい事ってありますか?

伊藤さん「高校に入学したら吹奏楽部に入って続けていきたい。ジャズとかいろんな音楽をやっていたいし、自分が楽しく演奏している気持ちをみんなにも伝えたい」

松谷さん「高校に入っても続けたい。きれいとか楽しいってことを感じてもらえるように、音楽で音楽の楽しさを伝えていきたい」

山口さん「はい。続けたいです。自分の気持ちを伝える事ができる様な音楽をやっていきたい」

顧問・鈴木先生は…
「ジャズは、子ども達が接する機会が少ないので、貴重な体験であり、感謝しています。また、プロの方達は、技術面が高いだけではなく、部員達の心情面も引き出してくれて、部員達の素直さ・パワー・明るさを改めて知る事ができ、おとなしい子ばかりが集まっていると思っていただけに、新鮮な驚きがありました。そして、実は、少々ジレンマも感じております。
今後は、通常の練習に戻りますが、集中力・緊張感の中に、いかに音楽を楽しむかが、今後の新しい課題であり、宿題であると思います」
と、おっしゃっていました。

今回、先生ご自身が一番部員達の笑顔の魅力に気づかれたように感じました。きっと、先生のその思いが、今後の指導の中に反映され、笑顔の素敵な葵中学吹奏楽部員と先生で演奏されていくことと思います。

そして、今回も素敵な演奏・時間を下さった、角田健一セクステットの皆様に感謝して…。素敵な時間をありがとうございました。お疲れさまでした。


角田健一セクステットのプロフィール 美合小学校のレポート