子どもジャズワークショップ
昨年に続き第2回目となりました「子どもジャズワークショップ」が1月26日・2月2日・3日と3日間行われました。
ボランティアとしてお手伝いいただいた「J-mama'z」の内田さん・永田さん。
そして今回レポート初挑戦の川島さんにレポートしていただきました。
[1月26日(土)〔1日目〕]
参加者は約80名、子どもたちは、期待と不安でやや緊張した面持ちでやってきました。
13時30分からの開講式に続き、ワークショップが始まりました。
今日の講師はジャズピアニストの守屋純子先生です。
ジャズ入門講座テキストをもとに、1.ジャズとは・・・ 2.ジャズ・アンサンブル 3.インプロヴィゼーション、4.リズム・セッションについて教えていただきました。
まずは歴史と演奏の特徴を教わり、ジャズ・アンサンブルの説明では、バンドの構成やそれぞれのパートの重要性について分かりやすく教えていただきました。
次のインプロヴィゼーションの説明では時間をかけての講義でした。
ジャズのリズムは、ほとんど楽譜に頼らず主に即興演奏することです。と言われた後、今回の課題曲「聖者の行進」を用いて、リズムの違いを理解できるように、クラシックやワルツ、ボサノバ、バラード、ジャズをピアノで演奏されました。
「ジャズのリズムは、好きにしていいんですよ!なぜなら楽譜が無いからね!しかし、簡単だけど自分で考えなければならないから実は難しいです。最終的に選択するのは自分です。即興演奏に正解は無いので何をやっても良いことになります。楽譜を見ない、使わない、即興で作曲と演奏を同時に行うことは難しいかもしれないけど、学んでいくうちに出来るようになるので、続けていく事が大事です」と言われました。
そこで、インプロヴィゼーション(即興)の方法を教えてくださいました。
「マネをしてみること!テクニックをみがく事!失敗を恐れずトライしてみること!そして、聞くこと!」
と教えてくださり、とにかく優れたミュージシャンの演奏を聞くこと、聞いてマネをすることですと強調されました。
そして、リズム・セッションンの説明では、
「自分の音には責任を持つこと!自分だけ出来れば良いではなく、人との演奏しながら自分の個性を出せること!自分の音に責任を持つこと!と教えていただき、これらのことは若い時にやるメリットです。」と強調されました。
以上で入門講座が終了しました。
熱心にメモを取っていた子もいましたが、ジャズについて理解できたでしょうか?3日目が終わった時は理解できて、うなずけることがあるといいですね。
次は、音を出してみよう!です。
今回の課題曲は「聖者の行進」と「ピンクパンサーのテーマ」です。
課題曲の「聖者の行進」で音出しをし、守屋先生にパート分けをしていただきました。
サックス、トロンボーン、トランペット、の順に各パートが決定していき、本番に向けて「岡崎ジャズキッズオーケストラ」の形が出来ました。
練習が始まり先生のテンションも上がり、激が飛びます。
「トロンボーンには普段やっていないメロディーだから難しいですよー」
「ドラム遅れないでー」「トランペット歌って吹いてー」
「ドラム走り気味になるので注意しましょうー」
「ソロは難しいと思うけど挑戦しましょうー」
先生の声かけしながらの指導に子どもたちも耳を傾け、初日にしてはなかなか良い感じの演奏になっていました。
次回からの、プロの先生方の指導を受けて、気持ちや演奏の成長が楽しみになりました。
[2月2日(土)〔2日目〕]
今日はいよいよ直接プロの先生から指導していただける機会。
わくわく、どきどき、こどもたちはやる気まんまん。
[パート別 練習]
パーカッション 岡部洋一先生
体型に反してとても優しい声、内に秘めるものの大きさを逆に感じる。
ちょっとかたいよ、いろんな楽器にとまどっているのかな。
大きな身体をつかって、楽しい音の作り方をおしえてくださり、みんな笑顔に。
ピアノ 守屋純子先生
こどもたちにできるだけのことを伝えようと一生懸命、小気味よい声が響き渡る。
ジャズのリズムが難しいのか、なかなかみんなついていけない。
右手の和音とリズムに集中しようとアドバイス、がんばれ!
ベース 納浩一先生
いつもはオーケストラでクラッシックの弾き方ばかりでとまどうこどもたち。
ドラムの響きを感じて音をだすように、口でドラムのラップを口ずさんで弾こう。
几帳面で静かなイメージの先生が口ずさみながらはじくと、空気が一気に浄化されたよう。
サックス 近藤和彦先生
実にスマートな先生です。サックスの音にも表れる。
拍を感じること、休符は休みじゃない、一音一音で考えない。
わからなくなったら、ワンフレーズうたってみよう。
トランペット エリック宮城先生
高音の魔術師!とでもいいましょうか、一流の音にみんなびっくり。
息使いなど工夫しながら練習すること、気持ちをあわせようとすること、と基本的なことをていねいにこどもにつたえている。
恋の相談でも何でも質問には応えてくれるそうですよ。
トロンボーン 中川英二郎先生
落ち着いた口調でトロンボーンの音のように安心感をみんなに与えてくれる。
アレンジを一人ずつていねいにアドバイスしてくださったり、全員の楽器の手入れをしてくださったりして、こどもたちにとって忘れられない一時になったに違いない。
ドラムス 小山太郎先生
スティック王子!さわやかな笑顔にみんなひきこまれる。
譜面通りではなく、自分らしくのっていこうと、みんなに自信をもたせてくれるように笑ってくれる。
みんなとてものびのびとリラックスしてたたいている。
[合同練習]
パート別で練習し、少しずつ自信をつけてきたこどもたち。
細かい曲の打ち合わせとともに、曲を作っていく。
どうでしょう?!
1日目と全く違う。うまくなってる!
音が生き生きしている。
これは明日のコンサートが楽しみです。
[2月3日(土)〔3日目〕]
最終日を迎えました。
“岡崎ジャズキッズオーケストラ”の演奏本番を控えて、受付にやって来た子どもたちはちょっと緊張した雰囲気でした。
冬の寒い時期の演奏会でしたが、とても良い状態でコンサート当日を迎えることが出来ました。
さて3日目は、講師の先生方も交え全体練習から始まりました。
子どもたちは昨日のパート練習、全体練習で先生方から指導を受けたことを思い出し、全体練習に望みました。演奏が始まり、子どもたちの音がだんだん出てくるようになり、リズムにだんだんのってきました。
先生方からは、
「体を動かして楽しくやりましょう!」
「ソロ演奏者を見て演奏しましょう!」
「強弱は大げさに演奏しないと聞いている人には伝わらないよ!!」
などのアドバイスをいただきました。
昨日よりもとても良い演奏が出来ていました。
練習の最後に、守屋先生からジャズのソロのお話を聞き、全体練習は無事終了しました。
あとは、本番でこの3日間の成果がすべて出せるように頑張ってほしいと願います。
全体練習終了後、子どもたちは別室で“3日間頑張りましたね”と、修了証が一人ひとりに手渡され、みんな嬉しそうに受け取っていました。この修了証には、それぞれに教わった先生方のサインも書かれていて、ダブルの喜びだったようでした。
さあ、いよいよ岡崎ジャズキッズオーケストラ&守屋純子スペシャルセクステットプラスワンコンサートの始まりです。本日のチケットは完売!会場は早くからたくさんのお客様がいらして下さり、大盛況のうちに始まりました。
守屋純子先生の指揮でトランペット2人のソロの演奏から始まり、そして全員での演奏が始まりました。講師の先生方も加わっての演奏で、今までの練習とは全く違う迫力で、練習から見ていた保護者の方々や私たちは驚かされました。
子どもたちはリズムを感じながら、会場に素敵な演奏を響かせていました。
その演奏に私たちは子どもたちの成長を感じました。
“岡崎ジャズキッズオーケストラ”の演奏が終わり、今度は教えてくださった先生方のコンサートです。
プロの演奏を目の前で聴く機会がやってきました。
最高のお手本となる演奏が始まり、3日間で教えてくださったことを思い出しながら、聴き入っていました。
最高の演奏でした。
子どもたちは、憧れの先生方と一緒に演奏をして、目の前で先生方の演奏を見て、触れて、感じて、とても刺激を受けました。
また、最後まで熱心に先生たちに質問をしたり、一生懸命練習をしたりと良い経験が出来た3日間になりました。

コンサートが終わり、各パートの代表の子たちにインタビューをさせていただきました。
みんなとても嬉しそうな顔で「すごく良かった」「ジャズ最高」
「ジャズは難しいと思っていたけど、とてもリラックスして演奏できた」
「すごく楽しかった」「ありがとうございました」
など、とても嬉しい言葉ばかりでした。

最後に、丁寧に指導してくださった先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。
また素晴らしい演奏をやり遂げた子どもたちに感動をあたえてもらいました。
立派な演奏会になったと思います。
ぜひ、今後もこのようなイベントを続けていただけたらなと思います。
どうもありがとうございました。
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