ジャズ講座2
岡崎市とBlue Wave Jazz Forumの協働事業でとして平成19年3月11日(日)に開催した「ジャズ講座」を柴田剛太郎がレポート致します。
若き天才トランペッター"クリフォード・ブラウン"の死をテーマに森剣冶氏を講師に招いて今回の講座もたくさんのご応募をいただいた。
PART1の≪日野元彦〜日本のアート・ブレーキー日本のモダンジャズをリードした名ドラマー≫は山東正彦(内田修ジャズコレクションアドバイザー)さんの解説が好評だったが、さて今回のクリフォード・ブラウンを森氏はどのように紹介してくれるのか。
オーディオ担当は山東氏。
正面にトランペットを持つクリフォード・ブラウンの巨大パネル。
TVカメラ、オーディオ機器等がセットされた会場内に椅子が60脚余。
BWJFのメンバーも各ポジションにつき準備完了。
開講30分前には早々と参加者が受付に現れ、今やJAZZ講座の顔!というべきJ-mama'zの2人が笑顔で応対してくれている。
レコードコンサート開始、内田修ジャズコレクションを活用したこの講座は岡崎市とBWJFの協働事業であること、平成19年度の準備期間を経て20年度には新図書館にコレクションも移動、更にJAZZ事業が充実される等、滑らかに喋っているつもりが、途中ふっと固有名詞が…なんとか挨拶も無事終了。
森氏の登場を拍手で迎える。実はこの日の森氏は過労から風邪気味で体調は決して良くなかった。
クリフォード・ブラウンは1930年10月30日デラウェア州ウェリントン生まれ。
高校時代にトランペットを始める…と世間で言われているが、父親の集めた楽器(トランペット)を初めて吹いたのが12歳の時だった。
1952年3月21日初めてのレコーディング、1956年6月26日に交通事故で亡くなるまでわずか4年3ヵ月の演奏活動だった…。
やはり森氏には森氏独特の語り口があり、会場内は和やかな雰囲気だ。
しかし森氏も時々言葉が途切れて、ウ〜ン!と天井を仰いだ瞬間「クインシー・ジョーンズ!」等絶妙のタイミングで助け舟が出たりして笑いが洩れる。
たくさんのトランペッターがいるが各々音色が違う。
クリフォードは丸みのある暖かい音がする。マイルス・デビルスも良いがまた違う、その辺りを聞き分けて欲しいと森氏が1曲目に選んだのが、クリフォード作曲の「ジャドゥー」。
私は4曲目の「アイダ・レッド」が好きだ。ラテンのようなリズムが心地よい。
19歳のクリフォードが輝いている。
1956年6月26日ニューヨークで「サキソホン・コロセス」を録音した4日後に非業の死を遂げる訳だが、ドラマはこれで終わりではなかった。
この10年後に、亡くなる4時間前にJAZZセッションをやっていたテープが出てきたのだ。
フィラデルフィアの楽器店の2階で録音された「ザ、ビギニング、アンド、エンド」。
その中から今日の最後の曲は「ナイト イン チュニジア」照明を落として聴いたこの曲は万感胸に迫るものがあった。
トランペットがこんなにも人間の声に近いとは…まるで心の奥底の叫びのように聴こえた。もっと生きたかった!のクリフォードの悲鳴にも似た叫びが…。24年8ヶ月の人生。
クリフォードの残してくれたものに感謝したい気持ちで一杯だ。
彼の演奏は100年後にも語り継がれるだろう。
会場の片付けも済んで外に出ると、冬が逆戻りしたかと思うほど寒い。
暖冬の影響で今年の桜開花は名古屋の場合27日と発表されたが、これでは膨らみかけた蕾もまた閉じてしまうだろう。
さあ、家に帰ってクリフォード・ブラウンをもう1度聴いてみよう。
この場を借りて宣伝させていただきたい。
≪FMおかざき76.3≫では毎週金曜日夜9時から30分間、「WE LOVE JAZZ]という音楽番組を放送している。
BWJFのメンバーがパーソナリティを務めるこの番組では毎週楽しいゲストを招き、シビックセンターJAZZinformationやサテンドール情報等紹介。
リクエスト曲や応援メールもたくさんいただき、大勢のリスナーに楽しんでいただいている。
まだの方は是非1度聴いていただきたい。
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[インタビュー]
岡崎市戸崎町、南風さん
「あのパネルのクリフォード・ブラウン、素敵なお顔ですね。
1枚目の19歳の時のアルバムを聴いて感動しました。
若くして亡くなられて残念ですね。円熟期の演奏も聴きたかった。
次回の講座も是非来たいです」
岡崎市細川町、北島さん
「NHKで以前クリフォード・ブラウンをやっていたのを聴いたので、もう1度聴きたくて今日は飛んで来ました。1階のコレクションを見てビックリ!内田先生と同じソニーのテープレコーダー、オープン、リールですが持ってるんですよ。30年前の録音がいまだに良い音で聴けます」
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