ジャズ講座1
岡崎市とBlue Wave Jazz Forumの協働事業でとして平成19年1月28日(日)に開催した「ジャズ講座」を辰巳百合子がレポートします
この講座はジャズ界をリードし続けたさまざまな人達の思い出やエピソードの紹介や、ミニライブも楽しめるという事で毎回たくさんの応募があります。
今回は「日野元彦〜日本のアート・ブレーキー モダンジャズをリードした名ドラマー」というテーマで、山東正彦(内田修ジャズコレクションアドバイザー)さんを講師に、日野元彦さんの愛弟子である力武誠(りきたけ まこと)さんをゲストにお迎えして開催しました。
会場はシビックセンター3階リハーサル室第2。正面に縦横2メートルの日野さんの迫力ある写真、右前方に日野さんの貴重なドラムセット、そして110人の中から選ばれた70人のお客様の椅子が8脚×9列、照明器具や後方にはテレビカメラ等が準備されました。
午前9時20分には山東さんが会場入りし早速オーディオの調整。
そのあと力武さんもドラムのセット開始。
「ドラムはひとつが大抵5キロ、ケースに入れると8キロになる。それがいくつもあるのだから飛行機で移動の時なんかホントに大変…」
「ドラムに興味を持たれたきっかけって何ですか」
「う〜ん、子どもの頃、祭り太鼓を叩いた事かな…」
ドラマーの手ってスティックたこが出来ているだろうと見せていただくと、意外や意外、何にもなくて女性の手みたいにキレイでした。
「僕の手ってちょっと小さい。でもスティック握るにはちょうど良い大きさです」
なるほど、ドラマーになるべくして生まれて来たのですね。
今回は第1部がレコードコンサート、第2部が力武さんのドラムソロライブという構成。「師匠の印象を自分の言葉で喋っていいよ」山東さんの気配りに緊張気味の力武さんもホッ!!
午後1時30分、第1部 会場にはジャズコレクション活用事業に何度も来てくださる熱心なジャズファンが集まって既に満席。
内田修コレクションの中から日野さんの足跡をたどってみよう!とまずは「アローン・アローン・アンド・アローン」から1曲。 65年に日野さんがヤマハ・ジャズクラブの例会に出演した際楽器をセッティングしたのは私だった(当時山東さん26歳!)、66年に来日したアート・ブレーキーに大きな影響を受けた、71年にスイングジャーナル誌の人気投票でドラム部門1位、以降22回1位を取っている人気実力共に No.hラマーである!等山東さんが紹介。 N$ドラマーである!等山東さんが紹介。
力武さんも、トコさん(日野元彦さんの愛称)の側にはいつも若い人が集まって来た。酔っ払うと同じ話を何度も繰り返してねえ…なんて暴露!!
さらにレコードは「ジンジャーブレッド・ボーイ」「流氷」と続きました。
会場内に展示されているドラムセットは76年にベルリンジャズフェスティバルに出演のためヨーロッパに行った際腰痛となり帰国後内田病院で受けた手術代として日野さんが置いて行ったもの。とか・・・(内田先生曰く)
午後3時45分、第2部 トコさんあっての私、師匠を紹介してもらう事は非常に光栄…。
これがさっきの力武青年かしら、と思わず腰を受かせて確かめたくなるほど、トークの時とまるっきり顔つきの違う力武さんがそこにいました。
53歳で無念の死を遂げた師匠から譲り受けたドラムセット、1枚だけ変形しているシンバルは師匠の形見。
最後までドラマーとして燃焼したい!と走り続けた日野さんの叫びがジンジン胸に響いて来るようで、感激のあまり涙を流す人もいました。
日野元彦さん、素晴らしいドラマーでした。
ご本人と交流のあった力武誠さんを招いてこういう講座が企画された事を心から感謝したいと思います。
|
[インタビュー]
岡崎市北野町、宇野さん(55歳)
力武さんのドラム、良かったですね、やっぱりナマはすごい。
ジャズは10年くらい前から…。ジョン・コルトレーンとかアート・ブレーキーとか聴けば聴くほどのめり込んでしまいます。ジャズ講座は初参加ですが、次回も来たいのでさっきパート2を申し込みました。
岡崎市祐金町、本多さん(38歳)
子どもの頃からドラムが好き。
アート・ブレーキーのファンですが来てみたら違っていた。
でも、今日は今日ですごく楽しめました。青江三奈さんがジャズを歌ってるんですよ。
1度聴いてみたい。そういうのも企画してください。
|
|