平成18年7月28日(金)、8月8日(火)、8月9日(水)に夏休み子どもジャズワークショップが行われました。3日間、ボランティアとしてお手伝いしていただいた「J-mama'z」の永田さんにレポートしていただきました。
7月28日(金)〔一日目〕 楽器を手に、初めてジャズというものに触れに目を輝かせて集まってきた子どもたち。 はじめは、講師でジャズピアニストの守屋先生から、ジャズの歴史、演奏の特徴、ジャズの基本など、わかりやすく教えていただきました。子供たちは、少し緊張しながら、真剣に聞いていました。童謡「夕焼け小焼け」をジャズのリズムにアレンジした守屋先生のピアノの演奏を聴いた子供たちは、「難しく考えなくてもいいんだ。ジャズって楽しい!!」と、顔はほころび、身体も揺れてきました。 ジャズのアンサンブルは協調性、他の人の音に耳を傾ける事。ソロでは、キーやリズムを自分で選択し、個性や主張を音に乗せて伝える事。どちらも失敗を恐れずにトライする事が大切です。この講座でジャズを通して音楽以外の何かを掴んでいってほしい!!と子供たちに強く語られていました。 その後、課題曲の[WORKIN']を全体で練習しました。まだまだ音もまばらで戸惑いながら自信のなさそうな音に聞こえます。次回に向けての練習のポイントを指導していただきました。最終日には一人一人が何を得て、どう変化するのかとても楽しみになりました。 8月8日(火)〔二日目〕 今日は、トランペット、トロンボーン、サックス、パーカッション、ドラムス、ベース、ピアノの各パートに分かれて、プロの先生方から学べるまたとないチャンスです。真近で見るプロの先生の技に子どもたちの目はキラキラ。先生もそのまなざし以上に、本物を伝えようとご自身の演奏を交えながら熱心に指導して下さいました。息の使い方から知らなかった指使い、リズムの取り方など具体的な指導を素直に受ける子どもたち。今までとは違った音色が引き出されてきました。 後半は全体練習。各パートで自分たちの力を出しつつも、まだ遠慮がち。 「じゃ、一度聴いてて」と、7人の先生方だけで「WORKIN'」を演奏。「心から音楽を楽しんでいるような音。かっこいい!!」 それに触発されて、一人一人何かを感じはじめたようです。徐々に音が弾んで、身体も揺れてきました。子どもたちの吸収の早さには驚きです。明日の演奏に期待しています。 8月9日(水)〔三日目〕今日はいよいよ最終日。本番を控え、子どもたちの雰囲気が違います。少し緊張しながらもわくわくしている様子です。 はじめは、パートに分かれ、本番に向けて指導をしていただきました。 リズムセクションでは、「会場を楽しませる=楽しい演奏、聞いている人をのせるには、まず自分が音にのる事。身体を揺らすことも大切。ホーンセクションでは、やはり最初の音の出し方、基本を大切に!!」と先生方のアドバイスに子どもたちは最後までその一言を自分のものにしようと一生懸命でした。 最後に、全体でリハーサル。「今夜一回限りの演奏だから、思いっきりスィングして楽しもう!」と、先生方からエールをいただき最後の練習を終えました。 修了証書を手渡されると、やりきった充実感と本番に臨む意気込みで、顔が引き締まっています。 いよいよコンサートです。子どもたちのこの三日間の成果を披露する時です。 「WORKIN'」演奏本番。子ども達全員の目が守屋先生の指揮に集中します。 始めからパワーのある音、今までの練習とはまったく違う音色。先生方から教えられたことを出し切ろうという思いと、この一瞬の演奏を本当に楽しもうという思いが客席までしかっりと子ども達の気持ちが伝わり、とても素晴らしいものでした。子どもたちはみんな自信に満ち、立派なミュージシャンの顔。 思いっきりスィングした演奏に会場は拍手で沸きあがりました。汗びっしょりなのを忘れるくらい楽しく演奏できたと喜んでいる子、改めてプロのすごさに感動している子、守屋先生が最初に言われた「何かをつかんで言ってほしい。」という何かを一人一人確実につかめた3日間になったと思います。子どもたちは、この機会に参加できたことをずっと忘れず、ずっと音楽を楽しんでいけることでしょう。夢のような時間を、ジャズを楽しませてくださった先生方に拍手!ありがとうございました。
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