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ジャズ出前コンサート

平成18年6月7日(水)・8日(木)ボストンバークリー音大教授竹中真先生とバークリー選抜メンバーによる、岡崎市内小中学校でのジャズ出前コンサートが行われました。
7日(水):下山小学校 出前コンサート、竜海中学校 部活指導、8日(木)竜海中学校 出前コンサートの様子をボランティアとして参加していただいた「J-mama'z」のみなさんにレポートしていただきました。

前列:「J-mama'z」のみなさん 
後列:竜海中学校でインタビューに答えていただいたご父兄の方々





下山小学校 出前コンサート
“Rice field”に響く 下山小学校校歌!
♪あさぎり〜はえて〜美しく〜♪

JAZZ出前コンサートin下山小学校
〜♪山間に歌が木魂する♪〜


6月7日(水) お天気も清清しく、岡崎市立下山小学校にて『ジャズ出前コンサート』が実施されました。
ログハウス仕様の木造の体育館で、光の中から浮かび上がるJAZZ MENを子ども達の瞳には、どんな風に映っているのでしょうか?
そして、農作業や仕事の手を止めて、足を運んでくれた地元の方々には…。
(もしかしたら イノシシや梟も聞いていたかも?気のせいか、演奏中、鳥のさえずりも増したようにも思えて…。)
コンサートに訪れたご父兄の方は「初めてだから、楽しみです!」と口々にし、用意された椅子に今か今かと待っていました。

“セント ルイスブルース”で始まったコンサート。
毎朝、耳にしている(もちろん!きらり!)お馴染みの曲である。
しかし、流石! 生で聴くのはやっぱり迫力も違うし、自然に身体がSWINGしている。子ども達も座りながら、手拍子、そして、S・W・I・N・G♪ “エリーゼの為にJAZZバージョン”クラッシックの名曲をアレンジ、この中には様々な曲が、網羅されており、ドラムのライアン、ウッドベースのシェーンも楽しいらしく、よくメロディを口ずさんでいた。もちろん、会場のご父兄もこのユーモアに(笑い!)でした。





メンバー紹介

ピアノ 竹中真
JAZZのみならず、日本の子守り歌から、クラッシックまで、幅広く、演奏の出来る、素晴らしいジャズマンと感じ、又、心和むトークも音楽とあいまって、彼の人柄の良さを際立たせていました!

ウッドベース Shane Allessio
ウッドベースを、抱えたり、逆さまにしたり、弓を使ったりと、パフォーマンスを交えながら、楽器の特徴を伝えていました。

ドラム Ryan Mc Bride
彼の見た目のクールさとは、変わって、ドラムのテクニックの激しさに、子ども達は興味津々!スティックだけで、これだけ、音の違い出せること、片足を乗せて音をくもらせるテクニックも披露!大人も魅了されていました。

アイスクリームのうた”“LOVE”BY児嶋いずみ
「Jazzは身体を動かしたり、踊っても、いいんだよぉ〜!」といずみちゃんの一言で、会場の子ども達も開放されたかのようでした。皆も知ってる「アイスクリームの歌」を、楽しく、身体全身で歌っていました。そして、「LOVE」この曲はお母様方も満足度100%でした。

“下山小学校 校歌” 児童37名 e.t.c.
「あさぎり〜はえて〜美しく」とトリオをバックにいずみちゃんと共に舞台前にて大合唱でした!! どの子も誇りを持って、歌っていたようにみえました。
そして、この小学校の卒業生であろう老若男女のご父兄も口ずさみながら、誰一人、臆すること無く自然と溶け合うように、緑美しい山間に歌が「木魂・木霊・コダマ……」していました。


心「HEART」温まる出前コンサートでした。

それはTrioだけが感じたものではなく、私達スタッフもなんだか、暖かいものが伝わってきました。きっと下山小学校の子ども達や先生やご父兄、住人、そして…自然に囲まれて、穏やかな、構える事のない皆のと何かがこの「暖かさ」を醸し出したのかもしれないと思いました。

今日の子ども達の心に「刻み込まれたであろう、この一瞬」が 彼らの未来を変えるかもしれない!いつか、あの日に見たコンサートがきっかけで“JAZZ ミュージシャン”が現れることは間違いないっ!

心の言葉
このコンサートの原点、それは、今日このコンサートに参加した者にしか伝わらないでしょう。しかし、この活動は新たな文化を生む一石を投じてゆくこととなったでしょう。

コンサート終了後のコエ。こえ。声。

下山小学校1年生全員4名
てんせい君=「音楽が楽しかった!」
りょうたろう君=「ドラムの音がすごかった!シンバルがよかった!」
はじめ君=「目のあたりがジンジンした。」
あやかちゃん=「ピアノの手が早かった!校歌を歌ったとき、緊張した!」
他の子ども達=「前で歌ったとき、照明が暑かった」「校歌を歌って 面白かったよ!」

生徒会長 6年生女の子
今日は素敵な音楽をありがとうございました。初めて聴いたので感動しました。体の中で響く音が心に染みました。

6年生ご父兄 柴田佳代子さん
すごく良かった。こんな機会は無いので、良いことだと思います。児嶋さんの歌に声量があり、素敵でした。初めて聴くジャズのコンサート、ピアノにも色んな奏法があって素晴らしい。

6年生ご父兄 近藤伸一さん
小さな頃、親戚から借りたジャズのレコードを聞いた以来でした。普段、聞くことがないので、良い機会でした、又、是非!!

ご近所の親子で参加 星野智美さん
下山小の校歌のアレンジはすごく印象的でした。静かな田舎なので、音楽によって、活気が溢れた気がします。




竜海中学校 部活指導

7日(水)、吹奏楽部への指導が午後4時〜6時まで、行われました。まず、はじめに、『ルパン。世のテーマ』・『Sing・Sing・Sing』の2曲の演奏を部員全員で演奏しました。竹中真先生始めメンバー[シェーン(ベース)・ライアン(ドラム)・ドナルド(トロンボーン)]たちは、レベルの高い演奏に聞き入っておられ、また、この2曲についての練習時間が、2週間程と聞き、驚かれていました。演奏が終わると、各パートに分かれての指導が始まりました。

竹中真先生(ピアノ)…木管楽器のパートを担当され、黒板全体を使って、SWINGとは…を、時間をかけて、丁寧に教えてられていました。部員たちに質問を投げかけては、ゆっくり考える時間・答える時間をしっかり取り、全員が納得できるように指導されていました。部員たちからは、「漠然と読んで演奏していた楽譜だったけど、楽譜にかかれている記号の持つ意味・大事さなど、わかりやすく教えてもらえて、楽譜の読み方がよくわかりました」との声を聞く事ができました。

シェーンさん(ベース)…コントラバス・チューバを担当し、メトロノームを使用して、裏拍の取り方を指導されました。

ライアンさん(ドラム)…パーカッションを担当し、ドラムの演奏しやすい位置は、シンバルのたたく場所が大切で、身体に負担がかからず、自分が楽に演奏できる姿勢・高さなどを決める事が大切と指導されました。

ドナルドさん(トロンボーン)…金管楽器のパートを担当され、実際に吹きながら、音の強弱・長さ等を指導されていました。
メンバー各々が、個性的に、かつ、わかりやすく、指導しており、部活指導後の再演奏では、その成果がよく現れていました。部員たちの上達ぶりに竹中先生は、“今、演奏していて楽しいでしょう!? 楽しくない!? だって、聞いている私たちまで楽しいよ!!”と、感想を述べられました。竹中真先生が常に伝えたいと思っている“音楽”。読んで字のごとし・書いて字のごとし、“音を楽しむ”を、部員たちが心で身体で理解していました。そして、部員たちの演奏に、音楽を楽しむ心が加わり、有意義で素敵な時間を共有することができました。そして、翌日のリハーサルも兼ね、部員たちはメンバーと一緒に、『ルパン。世のテーマ』を、さらに楽しく、心地よく、上手に演奏していました。

部活指導最後に、竹中先生より部員たちへ “今日の部活指導が、練習していくうえで、いいヒントになってくれればいいと思う。”と、メッセージを送られて、この日の部活指導を終えられました。






竜海中学校 出前コンサート

「ジャズって何?」ある先生は前日何人もの生徒に聞かれたそうです。シーンとした会場、メンバー登場して怪しげな音「Dr.NO」からスタートしました。どう反応してよいのか戸惑いながら聴く生徒たち。やはりジャズはとっつきにくい?3曲目「Yard Bird Suite」トロンボーンのソロから自然に手拍子が。「ジャズはどんな風に表現してもいい。手拍子でも、立ち上がっても、踊っても!」と竹中先生からお墨付きをいただくと、リズミカルなラテンのナンバーで最初の戸惑いはどこへやら、会場は一気に盛り上がり、身体全部でジャズを楽しみ始めました。吹奏楽部とのセッション「ルパン三世」ではスタンディングで拍手、歓声の嵐。竹中先生はじめバークリーのメンバーはもちろん一緒に演奏している吹奏楽部の生徒、聴いている生徒、みんな「かっこいい!」と思える一瞬でした。アンコールの声もあがり、純情きらりでおなじみの「セントルイスブルース」、アメリカ南部の情景が浮かんでくるような素敵な演奏でした。手拍子の仕方さえわからなかった子供たちが、ジャズという音楽を身近に感じ、身体全体で音を楽しんだとても幸せな1時間でした。
 
吹奏楽部顧問の太田先生
「ジャズの雰囲気を出すのは難しい。昨日の部活指導の成果もあり、今日はみんな生き生きと演奏してました。」

聴きにいらしたご父兄の方たち
「素人にもなじみのある曲が多く楽しめました。普段ジャズと触れ合う機会などあまりないので、このような機会はありがたいです。子供たちが素直に楽しく鑑賞している姿がみられたのも親として嬉しいです。」

生徒たち
「かっこよかったー!!」 

その後、メンバーは生徒たちに混じって給食を。メニューは桜子ごはん、味噌カレー煮など。生徒からの質問攻めにこたえながらも、具の一つ一つを珍しそうに尋ねながら、「おいしいです。」と召し上がってらっしゃいました。
竹中先生、メンバーのみなさん、素敵な時間をありがとうございました。