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POP WINE/TED CURSON

■ポップ・ワイン:テッド・カーソン フューチュアリング ジョルジュ・アルバンタ・トリオ(解説:内田 修)

[1] 懐しいテッド・カーソンの最近作登場!!

 頭からテッド・カーソンを懐しいなどときめつけてしまったが、実はこれには訳がある。
このLPの原盤を受け取って、ジャズの好きな若い人達に「今度テッド・カーソンの新しいレコードが出るんだけど、とても面白いから聴いてみる?」と誘ってみると、「えーと、テッド・カーソンってあまり聞いた事のない人だけど、どんな人でしたっけ?」なんて答えるのだ。
ガックリして「そら、あのキャンデイド盤のミンガスのレコードで、エリック・ドルフィとすごいかけ合いをやっているトランペットがいただろう。思い出さない?」「あゝ、あの人ですか。この間又出たレコードですね。あれは強烈でしたね。そういえば、最近の消息は知らないけど。ちゃんとやっていたんですか。是非聴かせて下さい。」―――やっとこんな調子の結論に達するのである。

 筆者にしてみれば後に触れる様に、別の意味で大変懐しいのだけれど、どうもこうしてみると、一般的印象では、テッド・カーソンとういトランペットは、今や一寸ばかり、ジャズのメイン・ストリームから外れた位置にあるものとして、とらえられている様な具合なのである。
まあそれはそれで的を射ているのだけれど、レコード解説というのは、元来一部のマニアのためにある訳ではないのだから、そんな事を踏まえて筆を進めて見る事にしよう。

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