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WONDERFUL GUYS / 鈴木宏昌
80年を迎えた今、あらためて昨年のジャズ系フュージョンの情況を振り返ってみると、僕等の様なオールド・ジャズ・ファンにとっては想像を絶する様な盛況ぶりで全く目を見張ってしまった。今更言う迄もないが、渡辺貞夫の「モーニング・アイランド」、日野皓正の「シティ・コネクション」そして「ネイティブ・サン」といった作品は何やら何十万という単位で売れたという話だったし、タイ・アップしての全国コンサート・ツアーも大入り満員の連続だったらしい…。
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PRIMROSE / 鈴木宏昌
鈴木宏昌という名の音楽家を、僕はとても高く買っている。すばらしい才能の持ち主だ。にもかかわらず、どうも一般的には、パッとしない所がある。何故だろう。時々僕は考える。「不思議な位ついていない所があるなあ」と…。
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ORANG-UTAN / 鈴木勲
レコード会社の内情は良く知らぬし、格別興味もないが、どうやら「オマサン」のレコードは、良く売れてるらしい。いくら「ブロウ・アップ」の評判が良かったからと言ってもし売れなければこんなに矢つぎ早に、彼のリーダーアルバムが作られる訳もないだろうから―――。そんな風に考えてみると、驚くことにこのレコードはもう4枚目なのだ…。
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Ako's Dream / 鈴木勲
早いもので鈴木勲の名前を日本のジャズファンの耳に強く刻み込んだ第一作「プロ―・アップ」が生れてから4年経ってしまった。キャリアの割には遅過ぎる程のデビューだったけれどその後の躍進と足跡は実にめざましい。73年の処女作以来、これが7枚目の作品という事になったが、考えてみると常識的には一寸多作過ぎるんではないかという心配も、彼、鈴木勲には通用しないみたいだ…。
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FUMIO / 渡辺文男
昨年(1978年)暮、スイング・ジャーナル誌の別冊「モダン・ジャズ読本’79」の座談会に出席するため上京した。お題目が「これが80年代期待の新人たちだ!!」とは、一寸ばかり大げさだったが、地方に住んでいるため、希望通りには新人の動向をつかみにくい僕としては、新鮮な名前を知るも一興と出かけたのだった…。
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BALLAD FOR HAMP / 田村翼
立派なリーダー・アルバムを出そうという音楽家をとらえていきなり気を悪くする様な質問だけれど正直な所「田村翼」という名前は一部には根強い人気を滲透させてはいるものの決して一般的とは言えまい。若し貴方がこの名前を初めて耳にする方の部類に属しているとしたら、何はさておいて「レコード店の人に耳打ちして先づ一曲聴かせて貰う」様におすすめしよう…。
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SKETCH OF MY LIFE / 池田芳夫クインテット
キングレコードは60年代前期に「キング・ジャズ・シリーズ」と称して大変良心的な国内盤ジャズを発売した輝やかしい歴史を持っている。それ等は先年、久し振りに再発されて、大きな反響を呼んだのは御承知の通りだ。所がそうした立派な伝統を持ちながら、近年のキングは国内ジャズの新録音には、あまり情熱的とは言えず、かつこの熱意はどこえやらという感じをまぬがれなかった…。
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My Little Suede Shoes / 西直樹
先日突然一本のカセットが届けられ、感想を書いて欲しいとあった。どちらかと言えば馬鹿正直な方だし、妙な文章で前途ある若者をがっかりさせるのも厭だし―――てなことを一瞬考えたがいざそのテープを耳にしてみて、内心ほっとした…。
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SQUAD / 山口真文
はっきりした記憶じゃないけれど、「秋田さん」と名乗る人から電話を頂いたのは、今年の3月頃だった。このレコーディングが行われたのが、2月上旬とあるから、おそらくその記憶に間違いないだろう…。
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another soil / 高橋知己
あれは、冷夏真最中の7月も終りの頃だったろうか。高橋知己は、もっさりといった感じで僕の家の玄関に立っていた…。
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aco dei de madrugada / GRACHAN MONCUR V
1969年8月11日から22日迄の10日間、BYG"アクチュエル"シリーズのために行なわれたLP15枚に及ぶパリのいわゆる"マラソン・セッション"は、まぎれもなく私達の期待する1970年代のジャズ(或いはニュー・ミュージックと呼ぶべきかも知れないが)への幕開けを告げるものであり、ジャズ史上特筆すべき重要な出来事であった…。
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SECOND GENESIS / WAYNE SHORTER
ウェイン・ショーターは日本では根強い人気を持っている。というより彼の真価を真先に正当に評価したのは、ファンを含め、日本のジャズ界ではなかったかと思われるほどなのだ…。
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PIANO FOR NURIA / TETE MONTOLIU
大体ヨーロッパには古くから秀れたジャズ・ピアニストが多い。僕がジャズを聴き始めた50年代の初めでも、例えばマーシャル・ソラールとかベンクト・ハルベルクなんていう人達の名前は知られていたし、レコードを集めた事もある…。
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SUPERSAX PLAYS BIRD VOLUME 2 SALT PEANUTS / SUPERSAX
相変らず、アメリカから次々にいろんなグループがやって来て、めまぐるしい。とっても嬉しい事だが、なかなか全部にはつき合い切れない。自然、自分の好みで選択する事になる。所で、そうしたすさまじい波状攻撃みたいな網の目に、もれているグループが全く無い訳ではない…。
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THE MISJA MENGELBERG QUARTET / MISJA MENGELBERG
このレコードの主人公M.Mengelbergにふれる前に少しく、オランダのジャズの情況を御紹介してみたいのだが、何せ、その道の専門家でもなく、当初は特にその目的でオランダを訪れたのでもないので、多分に的外れの所もあろうが、御寛容願いたい…。
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Jazz's Great "Walker" / LEROY VINNEGAR
「ウォーキング・ベース」の意味を少しばかり調べてみよう。今どきベースが地味な楽器だなんて言ったら笑われてしまうだろう。立派なソロ楽器として認められているし、最近のコンサートの第2部の出だしなんて言うと、ベーシストが一人スポットを浴びて恰好良くソロ・プレイを聴かせるのが通例みたいになっているほどだから…。
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sounds of feelings / JOACHIM KUHN
先頃、万博出演のため来日して衝撃を与えたヨーロッパ・オールスターズをお聴きになった方々は、その絶妙なコンビネイションに感嘆せられたことと思うのだが、彼らが全く独自の言語を話す異なった国々から集まって来たプレヤーであるなどということは、その演奏に接しては意識外の問題となってしまったのではなかろうか…。
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ANGLE / HOWARD RILEY TRIO
たとえ、その出発が50年代も終りを告げようとしていた頃であったとはいえ、60年代のジャズに最も大きな変換と影響をもたらしたのが、オーネット・コールマンであった事に異論をさしはさむ人は少ないでしょう―――50年代のジャズがパーカーの切り開いた新しい宇宙の中で苦悩した様に―――…。
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HAL STEIN/WARREN FITZGERALD / HAL STEIN
この作品は、一種のコレクター向けといおうか、うるさ型向きといおうか――つまり演奏内容の良し悪しはともかく、「プログレッシヴ」盤という所に興味の比重が大きいのではないのかなと思う…。
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NICA'S TEMPO / GIGI GRYCE
「例のシグナル盤のジジ・グライスを出そうと思うんですが解説を担当して頂けますか」こんな電話を先程惜しまれて退社し、現在渡米中の伊藤潔ディレクターから頂いた…。
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FATS NAVARRO MEMORIAL ALBUM / FATS NAVARRO
モダン・ジャズの母体ビ・バップの創始者を、チャーリー・パーカーとディジ・ガレスピーとする事に異論をはさむ人はあるまい。一方「モダン・トランペット奏者として最も重要な人は」と問われれば、殆んどが、「D.ガレスピーとマイルス・デイビス」と答えるだろう。確かに、これ等の人の残した業績はジャズ史上燦然と輝くものである。然し今一人絶対に忘れてはならない人がいる。それがB.ウラノフの指摘の様に、正にバップと共に生き、バップと共に死んだファッツ・ナヴァロであった。…。
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BLUES A LA SUISSE / DEXTER GORDON
このレコードのライナー・ノーツを頼まれてから、暫く経って、速達便で原盤が送られて来た。誰しも同じだと思うが、小包便を開く時のわくわくする様な思いは、何度味わっても良いものだ。…。
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CONFERENCE OF THE BIRDS / DAVID HOLLAND QUARTET
会社によっては、電話だけですませる所もあるが、普通レコード解説にしろ、記事にしろ、何かものを書かされる時には、「原稿依頼書」が送られて来る。…。
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ONE FOOT IN THE GUTTER / DAVE BAILEY
ライナー・ノートを書き出そうとして筆を取ると、決って目に浮かぶ文句がある。それは、…。
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GETTIN' INTO SOMETHIN' / DAVE BAILEY
先程CBS−SONY SONP−50384として、久し振りに陽の目を見たDave Baileyの第1作“One Foot in the Gutter”のライナーを書き上げて、ほっとして間もなく、ディレクター氏より電話があり、「あのレコードってごきげんですね。久し振りに楽しんじゃった。好評なんですよ。是非第2作も出したいんですが―。ついでに又、ライナーお願い出来ますね。日数があまりないんですが。まあ一つよろしく」・・・・・・いたって気弱なライナー氏「あゝ、なんとか―」と承知したもののさて困った…。
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TELEMANN-MY WAY / CHRIS HINZE
1970年6月、ヨーロッパ最大のモントルー・ジャズ・フェスティバル第一夜にクリス・ヒンゼは自らのクァルテットを率いて出演、その夜最大の話題となった。LP「モントルーのビル・エバンス」で一躍、世界のジャズ・ファンの注視を浴びる事になった…。
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CHARLIE MARIANO WITH THE CHRIS HINZE COMBINATION / CHARLIE MARIANO
日本のジャズ・ファンは「チャーリー・マリアーノ」という名前に特別の親しみを感じているに違いない…。
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4 TO GO! / ANDRE PREVIN
アンドレ・プレヴィンは実に多彩な音楽家だ。だから、聴く人の趣好によって彼の名前から受けるイメージが全く違ってしまう。例えば映画音楽が好きな人なら、昔懐しい映画の数々を想い出す事だろうし、事実4回もアカデミー音楽賞を受けた事があるのだ…。
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LUNA SURFACE / ALAN SILVA
正直に言って、いわゆる前衛ジャズを好んで聴いておられる皆さんですら、(少なくとも、このアラン・シルヴァに興味を持たれる方はそうだと思うのだが)1967年以後のジャズの動向は、失望と当惑の繰返しであったと思うのだが如何なものであろうか…。
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GEORGES ARVANITAS TRIO IN CONCERT / GEORGES ARVANITAS
一寸ばかりJazzにうるさい連中はとかく、人の知らない名前やレコードを覚えて来て、友達に「これ知ってるかい」と聞いて見たがるものだし、もし未だ知らなかったりすると、鬼の首を取った様に無邪気に喜んで、得々と解説が始まるという次第だ…。
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ABC/高瀬アキ
82年7月24日の午后、怪しくなって来た雲行きを気づかいながら、気心の知れた友人二人を乗せて、単調なドライブを続けていた。
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A LONG DRINK OF THE BLUES/JACKIE McLEAN
何年か前、ビクターの企画で、「プレスティッジ・ゴールデン・ジャズ・シリーズ」というのがあった。「何故、網の目に洩れたんだろう」という感じの面白い盤を一挙に売り出して、これが大当りをとった。
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